バイクカバーのスペック表を見ていると、「150D タフタ」や「300D オックスフォード」といった表記を目にしませんか?
「デニール(数字)」の意味はなんとなく分かっても、この後ろについているカタカナの意味を知る人は少ないかもしれません。
実はこれ、生地の「織り方」の名前です。
そして、この織り方こそが、カバーが裂けるかどうかの運命を握っています。
NANAHANが採用する「オックスフォード織り」の秘密を解説します。
■1. 安価なカバーの定番「タフタ(平織り)」
ホームセンターなどで売られている銀色の薄いカバー。その多くは「タフタ」と呼ばれる織り方です。
これは縦糸と横糸を1本ずつ交互に交差させる、最も単純な構造です。
薄くて軽いのが特徴ですが、糸が1本単位で孤立しているため、鋭利なものに引っ掛けるとそこから一気に裂け目が広がりやすい弱点があります。
■2. 強靭な「オックスフォード(斜子織り)」
対して、NANAHANが採用する「オックスフォード」は、縦糸と横糸を「2本(またはそれ以上)」束ねて引き揃え、交差させて織る手法です。日本名では「斜子織り(ななこおり)」と呼ばれます。
■3. なぜオックスは強いのか?
理由は単純明快、「結束の力」です。
・物理的な太さ:
糸を束ねているため、単純に生地に厚みとボリュームが出ます。
・裂け止めの効果:
ここが重要です。もし何かに引っ掛けて糸が1本切れたとしても、束になっているもう1本の糸が持ちこたえます。
また、織り目に適度な隙間(遊び)があるため、衝撃を受けた際に力が分散されやすく、タフタのように「ビリビリッ!」と一瞬で崩壊するのを防ぎます。
■4. 結論
ボタンダウンシャツに使われるオックスフォード生地をイメージしてください。丈夫で、使うほどに味が出ますよね。
バイクカバーも同じです。
愛車を長く守りたいなら、「数字(デニール)」だけでなく、「オックスフォード」と書かれているかを確認してください。
それが、裂けないカバー選びの第一歩です。
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