「買った時は水を玉のように弾いていたのに、最近はベチャッとなる…。もう買い替え時かな?」
お客様からよくいただく相談ですが、実はこれ、大きな誤解です。
水をコロコロと弾く「撥水(はっすい)」と、水を通さない「防水(ぼうすい)」。
この2つは、似て非なる機能です。
NANAHANが、バイクカバーにおける「水との戦い方」を解説します。
■撥水(はっすい)とは?
これは生地の「表面」の話です。
フッ素やシリコンなどの薬剤を繊維の表面に付着させ、水を球状にして転がり落とす機能です。
いわば「蓮の葉」のような状態。
しかし、これはあくまで表面的な加工なので、土埃や摩擦、紫外線によって比較的短期間で効果が落ちます。
撥水しなくなっても、カバーが壊れたわけではありません。
■防水(ぼうすい)とは?
これは主に生地の「裏面」の話です。
裏地にPU(ポリウレタン)などの膜を貼り付け、物理的に水の侵入を遮断する機能です。
いわば「ビニール袋」のような状態。
表面が濡れてベチャッとしていても、この裏面の防水層が生きていれば、バイク本体は濡れません。
■なぜ撥水が必要なのか?
「じゃあ、防水さえあれば撥水なんていらないのでは?」
そう思われるかもしれませんが、撥水も重要です。
表面が水を弾かず、生地全体が濡れてしまう現象を「湿潤(しつじゅん)」と呼びます。こうなると、
・カバーが重くなる
・通気性が失われ、内部が蒸れる
・乾燥に時間がかかる
といったデメリットが発生します。
■結論:メンテナンスの方法
「防水」はお客様自身で直すことは難しいですが、「撥水」は復活させることができます。
市販の防水スプレー(撥水スプレー)をかければいいのです。
「水を弾かなくなった」と嘆く前に、一度洗って汚れを落とし、スプレーを吹いてみてください。
中のバイクが濡れていなければ、そのカバーはまだ現役です。
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